CrossTalk - 01 製造編 CrossTalk - 01 製造編

  • 松永 敬弘matsunaga takahiro

    成形機カンパニー 押出製造部
    2017年入社

    芝浦機械の製品のキーとなるモノづくりに携われることを、やりがいと感じている。サイズの大きな部品や高度な部品ほど、困難も多いが、その分、達成感があると語るプラス思考の技術者だ。

  • 伊藤 健ito ken

    工作機械カンパニー 工作機械製造部
    2012年入社

    カンパニー内では設計など各部門との関わりも多く、自ら積極的に動けば、さまざまな技術者と交流を持つことができる。知識も吸収できる。成長につながる環境があると彼は考えている。

  • 勝又 直之katsumata naoyuki

    成形機カンパニー 成形機製造部
    2016年入社

    文系出身で入社時、機械に関することには、まるで無知だった。しかし、持ち前の好奇心と勉強熱心な姿勢で、現在では周囲からも信頼を集める技術者として活躍している。

同じ製造部門でも、
異なる業務内容。
しかし、常に意識しているのは、
お客様満足。
3名の技術者には、
共通の目標があった。

01それぞれに異なるバックボーンがある。

勝又
皆さんは理系の出身だと思いますが、じつは私は文系で、しかも大学時代はサッカーに熱中していて、プロを目指していたくらいです。現在の業務内容からすると異質な経歴だと思います。
松永
それは珍しいかもしれませんね。私は大学院で精密加工の研究をしていて、半導体のウエハの最終的な仕上げとか。それで加工技術や専門知識ってやればやるほど面白いなと。入社を決めたのは、企業研究のなかで、やりたいことができそうだと感じたからです。
伊藤
私は高専で機械工学を学んできました。希望する仕事に近いものを感じて入社したいと思いました。
勝又
やっぱり、そういうバックボーンがあるんですね。私の場合、機械のこともまったくわからないままスタートして。でも、業務を通じて、とても魅力のある仕事だなと、今は充実しています。まだまだ知識も経験も不足していますけど。
伊藤
具体的にはどんな仕事の内容なんですか。
勝又
簡単に言うと、図面をもとに、ダイカストマシンを組み立てて、試運転します。そして、動作の確認ができたら、お客様のもとに出向いて、据え付け工事を行うというものですね。
松永
私の生産技術の役割は、モノづくりを完成させること。設計から新しい図面が来たら、図面を検証したり、製造業者を選定したり、検査方法などを検討して、モノづくりを進めていくということです。伊藤さんはどういう業務を担当しているんですか。
伊藤
工作機械などをつくるうえでいろいろなプロセスがありますけど、製造技術担当として、例えば社内組立や据付日程の計画を立てたり治具の製作をしたりしています。そのほかに、お客様のクレームに対応することもあります。本当に多岐にわたっていますね。
座談会風景

02業務のなかで実感する手応え。

勝又
最初にお客様のところに据え付けに行った時は、とても緊張したことを今でも覚えています。入社して半年のころでした。未熟さを痛感したというか。
伊藤
私も据え付けでとても大切なお客様のもとへ訪問した時、四苦八苦したことがあります。1か月ほど張り付いていました。でも、とても良い経験でしたね。
勝又
お客様とともに作り上げていく業務は、達成感が大きいですよね。伊藤さんも一緒だと思いますけど。
松永
私の場合は少し違っていて、縁の下の力持ち?みたいな部分があります。だから、組み立てて、納品した機械がお客様のところで順調に稼働していると聞いたときにやりがいを感じるんです。
伊藤
でも、みんな共通しているのは、お客様を常に意識しているということみたいですね。
勝又
私はお客様と共にとても苦労した案件で、機械を引き渡した時、ハイタッチしたこともありました(笑)。
松永
それは少しうらやましいかも(笑)。納品後には、機械のトラブル発生時などお客様対応もしますが、私の検証で解決したときには、同じように喜びたい気持ちになりますね。
伊藤
私もお客様のところに出向くのが好きなんです。お客様の反応がじかに感じられますからね。
座談会風景

03成長へのサポートが未来へ導く。

伊藤
うちの会社はやりたいと思ったことをやらせてくれる風土があると思うんです。
勝又
確かにそういう面はありますね。
伊藤
それに、研修や教育、資格取得という面でもサポートしてくれる。以前、仕事終わりの帰り道で、将来のことを考えてこの資格取っておいたほうがいいよと、上司にアドバイスを受けたことがありました。
松永
フォークリフトやクレーン、溶接など、業務上必要な資格はすべて取得することができますよね。しっかりサポートしてくれる。
伊藤
上司に助言されたのも、機械状態監視診断技術者という資格で、振動に関する調査業務ではとても役立っていますね。
勝又
若手としては、皆さんも一緒だと思いますが、これから先、後輩の育成や上の立場に立つこともあると思います。私も、作業長という目標を持って、業務にあたるようになってきました。
松永
現在の部署で入社以来、業務を通じて、いろいろな経験を重ね知識も習得してきました。これからもそのスタンスは続けていきたいですね。それがキャリアアップ、スキルアップにつながると考えています。
伊藤
私は、設計の分野に興味を持っています。いつか、携わってみたい。そんな将来へのビジョンがあります。
勝又
ほかのセクションの方と話をすると、いまの自分の立ち位置がわかるような気がしました。とても参考になる時間でした。
松永
同感です。仕事のことや将来のことも、同じ製造の技術者として、刺激を受けました。お互いにこれからも切磋琢磨していきましょう。
座談会風景