interview - 02

自分で考えて試す。
間違ってもいい。
そのアドバイスが
技術者とは何かを教えてくれた。

工作機械カンパニー 工作機械技術部
理工学部卒 / 2015年入社

木村 奈那 kimura nana

木村 奈那 木村 奈那

Business content

要素開発担当として、機械の付加価値をあげるための新機能や加工の検証を主な業務としている。機能の開発にも携わることがあり、その際は実際の機械の動きをシミュレーションするためのデータ作成、実機での動作検証や改良も担当する。そして最終的には、お客様に喜ばれるような機能として展示会などで実演できる状態に仕上げていく。また、顧客や営業担当に機能の周知を行うための販促資料も作成する。

マザーマシンを作る。根幹にかかわる魅力。

モノづくりがしたい。就職活動では、その思いを実現できる企業に入社することが、大きな目標でした。ある企業の説明会に参加したとき、自社の機械を製造するために、芝浦機械の工作機械を使っていると聞きました。つまり、芝浦機械では、根幹となるマザーマシンを作っている。これは、とても大きな魅力でした。ここなら自分の希望が叶えられると思いました。入社後、営業技術を経て、現在の要素開発の部署に異動したのが入社3年目です。当初は、経験値もなく、もちろん知識もありません。うまくいかないこともしばしばでした。そんな悩みをまわりの皆さんに相談すると、間違ってもいいんだと教えられた。自分で考えて試すことが大切なんだと。その言葉には、本当に勇気をもらいました。

木村 奈那

担当したプレゼンでお客様から高い評価

以前、アメリカの音声認識技術を使用した新機能の開発に携わったことがありました。目的は、国内の展示会に参考出品すること。想定していなかった障害やトラブルを経て、試行錯誤を繰り返し、ようやく展示会当日を迎えることができたのです。そしてプレゼンテーションも私が担当。大勢のお客様の前で新機能の紹介をしたのですが、リアルにお客様の驚きや反応が伝わってきて、大きな手応えを感じました。何より、新機能に対する高い評価をいただくことができた。この頃から、社内では技術者自身がプレゼンする方がお客様により広く深く伝えることができるのではないかという機運が高まりました。今では技術者によるプレゼンがスタンダードになっていることにも、喜びを感じています。

木村 奈那

多くのスペシャリストに囲まれた環境

現在、私の主な担当はタテヨコ奥行(XYZ)の3軸機械の加工ですが、今後当社の工作機械は大型機や特殊機に注力していくというビジョンが打ち出されています。そのなかで、自分自身を高めていくためには、大型の複合機で実加工できるスキルを身につけていくことが重要だと考えています。例えば3軸に、回転や傾斜の2軸を加えた5軸機械です。このCAD/CAMをマスターして、複雑形状の加工提案を行えるようになりたい。そのためには、知識も経験も、技術力も高めていく必要があります。幸い、当社にはスペシャリストの皆さんが大勢いらっしゃいます。技術者が成長するには、魅力的な環境があると思います。

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