interview - 03

新しい業種にも市場にも
提案できる技術者に
なるために。

制御機械カンパニー 制御機械技術部
総合理工学研究科卒 / 2017年入社

河合 亮典 kawai ryosuke

河合 亮典 河合 亮典

Business content

PLC(プログラマブル ロジック コントローラ)のハードウェア開発・設計。具体的には顧客の様々なニーズに応えるカスタマイズ小型PLCであるTCminiシリーズを担当。TCminiは、ラダー言語を利用して様々な機械を簡単に制御することができる。現在では、空調関連、厨房製品、特装車など様々な機器に搭載されている。顧客ごとにカスタマイズが求められるため、電気・筐体設計はもちろん、仕様決め、見積もり、試作検証、量産など携わる業務は多岐にわたっている。

学生と社会人の決定的な違いを痛感

大学や大学院では研究発表を目的に課題問題の発掘や試作検討を行っていましたが、会社では売れる製品を作ることが求められます。至極当然のことですが、まず初めにそのギャップを痛感しました。開発スピード、コスト意識、市場価値、量産のフォロー、さらに品質管理、クレームや不具合のフォローなど製品に対する責任を負う。そのすべてが仕事なのだと気づきました。特に、最初に配属されたロボットコントローラを開発する部署では、ロボットの動作は危険を伴うため、強く安全を意識することを学びました。作業者を守るための取扱説明書や安全教育の重要さなど、技術者として会社でこそ得られる貴重な経験をしました。

河合 亮典

責任は重い。だからやりがいにつながる

現在はPLCを開発するグループに異動して、カスタマイズPLCであるTCminiシリーズの開発・設計に携わっています。お客様ごとの要望や技術に合わせて、最適な開発を行うため一つ一つの設計に責任を感じます。また、開発スピードも求められますが、お客様ごとの仕様は多岐に渡るため、初めのうちは経験不足もあり設計に時間がかかっていました。しかし実践的に挑戦できる環境のため、新しい基板の設計を重ね、効率的でスピーディーな開発・設計が身に付いてきました。ひとりで業務のかじを取るケースも多く、責任が重い反面、成長を実感でき、やりがいも大きいです。

河合 亮典

新しいものに挑むことが、力になる

私の原動力は、知らないことを知りたいと思うこと。新しいものを作ることにあります。基板設計についても、私にとってはまだまだ未知の部分が多く、伸びしろがあるのではないかとポジティブにとらえています。現在は、TCminiに無線通信機能を取り入れる検討なども行っています。こうした経験を積み重ねて、将来はお客様の要望に応えるだけではなくて、お客様に新しい提案を行える技術者を目指しています。まだ開拓していない業種や市場にも、進出できるような提案力を身につけていきたいです。そうした、自分自身の成長が会社の利益にもつながっていく。そのようなキャリアを描いています。

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