熱硬化性樹脂成形機 ECR
熱硬化性樹脂のいっそうの精密成形を実現

熱硬化性樹脂の成形やゴムの成形専用の射出成形機です。
独自の油循環式PLCコントロールによる精密なバレル温度制御をはじめ、実績豊富な型締、射出機構などで、品質の高い成形品を作ることができます。
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1.製品紹介
バレル温度制御には、油循環式PLCコントロールとインシュレートノズルによる、当社独自の加熱制御方式を採用。専用の金型断熱板との組合せで、金型の正確な温度コントロールを可能にしました。また、熱硬化性樹脂専用スクリュと高い射出圧力、充実したプログラム射出制御とあいまって、熱硬化性樹脂の精密安定成形を実現させています。
(1) 油循環式PLCコントロール
バレル温度制御方式はPLCコントロールを採用。バレル内樹脂の溶融状態を常に安定させることができるため、
多種類の樹脂に対応でき、品質の良い成形品を安定して生産できます。
バレルにはジャケットを備え、その中を温調油が循環し、その外周のバンドヒータにより加熱されるようになっています。
温度調整媒体として水より比熱の小さな油を使用することで、より安定した温度制御が可能となります。また油は高温でも分解しにくく、錆の発生もないため長期間安定した状態を維持できます。
更にPLCコントロールとV70の温度制御により安定した温度管理を実現します。

PLC温調ユニット PLCコントロールによる油循環式バレル温調制御
(2) インシュレートノズル
断熱効果が高く、ノズル部での樹脂硬化を防止します。
(3) 熱硬化性樹脂専用スクリュ
スクリュチップ一体式の熱硬化性樹脂専用形状により、安定した計量が可能です。
(4) 型内圧ガス抜き回路
金型内で樹脂が発生するガスを効果的に除去し、ヤケ等に効果的です。
2.主な仕様
- 油循環式PLCコントロール
- インシュレートノズル
- 専用スクリュ、バレル
- 型内ガス抜き回路
- 金型断熱板
- 計量遅延回路