芝浦機械 モノづくりの原点 第4話

時流を読み、
価値を創造せよ。

1950年代、日本は新しい局面を迎えていました。
高度経済成長、大量生産の時代です。
大型工作機械の技術や知見をベースにして事業の多角化を図り、
そこから生まれた事業のひとつである繊維事業。これは他の事業と比べて、
一般生活者に非常に近いマーケットを相手にすることになりました。
それによって、世の中の購買意欲や嗜好性などの変化を感じ取りやすくなり、
新しい価値を創造していくキッカケになっていったのです。


そしてうまれたのが、
押出成形事業、射出成形事業、ダイカスト事業の3事業でした。
これらは現在にもつながっている事業です。
中でもダイカスト事業においては、
他社に先駆けて1953年に、国産初の油圧駆動を完成させ、
市場そのものを大きく成長させていきました。

「もはや戦後ではない」流行語にもなったこの一節が経済白書に記述されたのが、
1956年。高度経済成長だから成長したのではなく、
その流れそのものをつくる立役者だったといえます。

マーケットの動きを素早く察知し、
世の中よりも先に動く。そして新しい世の中をつくっていく。
これもまた「芝浦」のモノづくり精神なのです。

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