芝浦機械 モノづくりの原点 第3話

工作機械を起点に、
事業を拡大せよ。

私たちの前身となる芝浦工作機械株式会社は、
その名にも「工作」の文字が入っている通り、
大型の工作機械製作を主目的として1938年に創業しました。
しかし時代の流れとともに既存のマーケットだけでは
さらなる成長が見込めなくなってきたのです。
そこで大型工作機械で培われた技術や知見をベースに、
事業の多角化を模索していくことになりました。

そこからまず生まれたのが、繊維事業、印刷事業、金型事業の3事業です。
これらは世の中の動きや、マーケットのニーズを感じることによって
工作機械から派生しました。

例えば、繊維事業においては、大手繊維メーカーが革新的な新技術を導入し
事業を拡大する流れをつかみ、 その製糸機械を一手に引き受けることに成功。
一時は繊維事業が全事業の70%を占めるまでに成長を果たしたのです。

1949年、沼津工場を母体に独立した株式会社芝浦機械製作所。
この時点ですでに社名からは「工作」が外れ、
あらゆる機械マーケットへの広がりを意識していました。
大型工作機械と言えば、芝浦。その名声だけにとどまらず、
大型工作機械の基礎技術からあらゆる方向性に対応していくこと。
これもまた「芝浦」のモノづくり精神なのです。

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