芝浦機械 モノづくりの原点 第2話

世界最高精度の歯車をつくれ。

1952年、ホブ盤委員会発足。
国内初の大型ホブ盤製造を目標とした社内プロジェクトでした。
注文を受けた動きではなく、あくまでも自主的に、未来を見据えた先行投資。
当時社長の強力なリーダーシップのもと全社一丸、
火の玉のようになってプロジェクトは進められました。

翌、1953年、親ウォーム歯車の歯切りを主目的とする「HRS-500親歯車ホブ盤」が完成。

測定された数値はすでに当時世界最高峰を凌駕するほどでしたが、
親歯車ホブ盤はその後も加工に知恵を加えて高精度化された
マスターウォームホイールに次々と交換。

7代目のマスターウォームホイールは、
最大累積ピッチ誤差1,000分の4mmという世界一の高精度に到達しました。

世の中にないものは自らイメージして、
妥協することなく世界水準でベストを目指していく。
これもまた「芝浦」のモノづくりの精神といえます。
その象徴である7代目マスターウォームホイール。
その精度を超える大型ホブ盤は、現在もなお世界のどこにも存在していません。

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