二軸混練押出機 TEM 用途別使用例
混練造粒
対応樹脂例:汎用樹脂/エンジニアリングプラスチック/スーパーエンジニアリングプラスチック
/バイオマスプラスチック/生分解性プラスチック/各種フィラー/各種液体/各種粉砕品
押出処理能力表(参考数値)
脱水乾燥システム
ABS湿粉やTPE,SBR,EPR,ARというゴム関連の直接脱水乾燥システムは、芝浦機械が得意とする特殊差別化技術の一つです。
スクイーザ(絞り機)やドライヤ(乾燥機)という呼び方で、その役割を発揮します。上流工程での設備投資を抑え、生産性の
向上やランニングコスト低減のために一役買います。また、製品のVOC対策等の環境負荷低減に対応いたします。
脱揮押出システム
ソリッドフィード、メルトフィードに対応し、ポリマーに含まれる残留モノマーや溶剤を連続的に
極限に取り除きます。
水注入(ストリッピング)法や特殊ベントの採用等により、効率的なデボ・システムを実現します。
また、過去の経験とデータに基づき、脱揮シミュレーションをし、お客さまをサポートいたします。
反応押出システム
重合、解重合、化学的改質など滞留時間が必要なリアクタとしてご使用いただけます。二軸混練押出機はバッチ式装置に比べ生産性が
非常に高くまたスクリュのセルフクリーニング効果により、ゲルの発生を低減することが可能です。
最長L/D=100の実績を基に各種反応押出成形をサポートいたします。
直接成形システム
ペレット化や乾燥工程を省き二軸混練押出機を使って直接シート・フィルムにする本システムは、省エネ・省スペースのほか、
樹脂劣化を抑え高品質な製品が作れます。単軸押出機よりも運転範囲が広く、フラフ混入率を上げて生産性アップにも寄与します。
また、セグメント方式のスクリュは多くの樹脂に対応ができるため自由度が高く、応用範囲が広がります。
熱硬化・パウダー成形
高生産性・品質安全性のためバッチ式から連続式へ変遷して久しいですが、芝浦機械の二軸混練押出機は、
高食い込みで高混練かつ低温成形が可能です。またメンテナンス性を考慮した装置も取り扱っております。
フィードネック対策
- 空気抜き押出法(弊社特許)
- 特殊フィードスクリュの適用
- 特殊ディスクの適用
- サイドフィード法の適用
- コンパクタの適用etc.
多品種・少ロット対応、カラー・色替性改善
- バレル旋回仕様
- 二ツ割りバレル仕様etc.
環境対応
当社の二軸混練押出機は環境に配慮した開発を行なっています。
リサイクル
芝浦機械ではマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル等、多様化するリサイクルコンパウンドを二軸混練押出機「TEM」を使用した最適な装置構成で御提案を致します。
- 豊富なテスト設備を利用した仕様の最適化
- 従来のエンジニアリング力をリサイクルコンパウンドに応用
- 多様なリサイクル原料に対応する豊富なラインナップ
- 喰いこみ量UPによる吐出増、低温度での混練等、目的に応じた機種選定が可能
- 家電、自動車部品、食品容器、光学フィルム等多様な分野における実績多数
二軸押出機の豊富なラインナップがございます。
上流より下流までエンジニアリング対応が可能です。
CNFコンパウンド
当社では新規材料であるCNFの複合化を各原料に併せた最適化の提案を行なっています。
各ユーザ様と共同でテストを実施しています。
・装置構成例
・弊社でのテスト実績(例)
テスト例 ①
原料:オレフィン(PPパウダー)
CNF(ウェットパウダー)
※ミキサーでブレンド
製品:CNF含有率(5wt%)
テスト目的:脱水+分散の両立
テスト例 ②
原料:オレフィン(PP・LDPE)
CNF(2wt%水溶液)
製品:CNF含有率(0.2wt%)
テスト目的:二次成形性・流動性改善
テスト例 ③
原料:PLA+CNF0.5%水溶液
テスト目的:物性向上確認
テスト例 ④
原料:CNF+界面活性剤
テスト目的:CNFの解繊