FSWに必要なこと

当社機でFSWをする際には、FSWオプションを付属しなくても実施は可能ですが、
やはり何も対策をしないままFSWした場合は、機械の破損につながる恐れがあります。

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要因①:FSWの摩擦熱
⇒アルミでは200℃、銅では400~600℃、鉄鋼系では1000℃(融点の80%程度)まで温度が上昇します。
機械の主軸BRGを保護するなどの対策が必要です。

要因②:FSWに必要な力
⇒FSW時のZ軸に掛かる負荷は、通常の工作機械が想定している切削力の最大値に相当します。

⇒上記の観点から、当社では主軸系(主軸ベアリングなど)を保護し、直接熱を伝えないFSW向けのオプションのご購入を推奨いたします。主軸系に直接熱や力を伝えないツールをオプションとしてご用意しております。

適用材料

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FSW用ツールイメージ

FSW(摩擦攪拌接合)は図のようにプローブを接合部に挿入し、ショルダを押し付けて接合します。

接合ツールや接合条件(主軸回転速度、挿入速度)は接合材料によって異なり、ノウハウが必要です。

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⇒芝浦機械ではこれまでFSWに携わってきたノウハウがあります。

接合工具

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・ショルダの役割:
 軟化材料の抑留・接合面の平坦化
・プローブの役割:材料の攪拌

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ツール形状については弊社に限らず、各社ノウハウが存在しています。

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