応用・採用例
1.マイコンボードからTCminiへ
業務用冷蔵庫
主仕様
リレー出力3点、温度入力3チャネル(サーミスタ)、表示機能(7セグメントLED2桁)
押しボタンスイッチ4個、電源AC100V
制御内容
温度制御(設定した温度になるようにコンプレッサを運転する)
温度設定(アップキー、ダウンキーにてデジタル設定する)
特長
操作部(表示、スイッチ)と制御部が一体(ワンボード)でコンパクト・ローコスト
従来
マイコンボードメーカーに丸ごと依頼。
問題点--自社ノウハウが蓄積できない。開発に時間がかかる。
類似機種で使用する場合や仕様変更となる場合、都度ソフトウェア開発が必要となる。
ユーザーメリット
ラダーシーケンスで簡単にプログラミングができた。(納期短縮)
類似機種への応用が簡単である。(横展開がスピーディになった)
類似機種へ展開する場合のソフトウェア開発が不要である。
後継機種開発時も、ラダーシーケンスが流用することにより開発納期が短縮できた。
開発費が安い。
その他の例
製パン機、乾燥機、業務用空調機、保管庫、炊飯器、飲料ディスペンサ
2.汎用PLCからTCminiへ
業務用生ゴミ処理機
主仕様
トランジスタ出力12点、フォトカプラ入力12点、温度入力3チャネル(熱電対)
操作パネルインターフェイス(表示:7セグメントLED4桁、押しボタンスイッチ6個)
電源AC100V
制御内容
温度制御(設定した温度になるように、ヒータを制御する)
温度表示、時間表示(デジタル表示する)
特長
電源内蔵で小型化、専用コネクタで配線簡略化。
従来
汎用PLCを採用している
問題点--単価が高い。入出力点数に無駄が出る。コンパクトにならない。
ユーザーメリット
大幅なコストダウン(約60パーセント)実現。
操作パネルのデザインが良くなった。(キーシート採用)
既存商品よりも同スペックでありながら、安価な商品となった。
配線が簡単になった。
その他の例
洗浄機、ボイラー、立体駐車場、コンプレッサ
3.リレー盤からTCminiへ
コンプレッサ
主仕様
リレー出力10点、接点入力9点、温度入力2チャネル(サーミスタ)
圧力入力1点、表示:7セグメントLED6桁、押しボタンスイッチ6個
電源AC200V
制御内容
圧力制御(設定した圧力になるように、コンプレッサモータを制御する)
圧力表示、メインテナンス表示(デジタル表示する)
特長
電源、操作パネル、制御部を一体化し、高機能・ローコスト。
従来
リレーシーケンスで制御していた。
問題点--メインテナンス機能がない。高度な制御ができない。
ユーザーメリット
- 仕様変更が簡単になった(ソフト変更のみ)。
- 省エネ運転などの付加価値のある制御ができるようになった。
- アラーム表示などメインテナンス機能が充実した。
その他の例
送風機、マッサージ機、ポンプ