FAコントローラ 用語の解説
ア行
アセンブリ言語
コンピュータ、マイクロコントローラ、その他のプログラム可能な機器を動作させるための機械語を人間にわかりやすい形で記述する、代表的な低水準言語。
インバータ
電源の交流を一旦、直流に変化し、それを可変周波数、可変電圧に変換する装置。交流モーターの制御に使用されている。優れた安定性、制御性、省エネ性を兼ね備えている。
エッジコンピューター
デバイスやセンサからのデータを受信し、そのデータをローカルで処理するためのコンピューティングデバイス。
温調器
温度を制御する装置。温度センサからの入力を受け取り、加熱や冷却装置を制御する。
温度入力(サーミスタ)
温度変化に対して電気抵抗の変化の大きい抵抗体のこと。この現象を利用し、温度を測定するセンサとしても利用される。
カ行
カスタム機
お客様の装置に合わせた専用開発基板。ハード、ソフト、サイズ、デザインを要望仕様にベストマッチし、大量生産によるトータルコストダウンが望める。
カレンダー機能
時刻情報の読出し、および設定が行なえる機能。
サ行
図示プログラム方式
プログラムをグラフィカルに表現する方法。主に産業用の制御システムやプログラミング環境で使用され、ラダー言語が代表例の一つ。
7セグメントLED
電子的な表示装置の一種。7つの部分(セグメント)から構成されており、個々の部分が点灯したり消えたりすることで、アラビア数字を表現する。
タ行
タイマ/カウンタ
タイマは、一定の時間を測定するための機能で、特定の時間が経過すると、特定の処理やイベントをトリガーするのに使用される。
カウンタは、特定のイベントや信号の発生回数を数える機能で、特定の条件が満たされるまでイベントの発生回数をカウントし、その値をプログラム内で利用することができる。
データレジスタ
数値データが扱えるレジスタ。ビットデバイスは、ON/OFFのみに対し、データレジスタでは、数値データの保存ができる。
トランジスタ出力
トランジスタを用いて電気信号を制御する出力装置。一般的にスイッチング機能として使用される。
ナ行
内部入力(ディップスイッチ)
集積回路のデュアル・インライン・パッケージ (DIP) と同じ形状の端子を持つ小型のスイッチ。
内部リレー
電気回路を制御するための電磁スイッチ装置。
熱電対入力
温度差を測定するセンサ。
異種金属の2接点間の温度差によって熱起電力が生じる現象(ゼーベック効果)を利用した温度センサ。
ハ行
パネルインターフェース機能
パネル基板とのやり取りを行なうための接続部を有していること。
パネル基板
7セグメント表示、LED表示灯、スイッチ入力、ブザー出力等を備えた操作パネル。
パワーリレー
電気回路を制御するための電磁スイッチ装置。一般的なリレーよりも高電力(大電流や高電圧)を制御できる。
汎用PLC
様々な目的で使用できる機械制御装置。特定の用途で使用する際にはオーバースペックになる恐れがある。
標準機
弊社内で仕様決めを行い開発する基板。お客様からの開発費不要であり、小ロット対応可能。
フォトカプラ入力
入力された電気信号を光に変換し、その光で受光素子を導通させることにより信号を伝達する。
ブザー出力
音を発生させるための電子装置。
マ行
マイコンボード
1枚のプリント基板上にCPUと周辺インターフェイスを備えた小型のコンピュータ基板。
ラ行
ラダー言語
プログラミング言語の一種で、主に産業用の制御システムやロボットなどの自動化装置で使用される。直観的で理解しやすいため、エンジニアにとっては非常に便利であり、高い信頼性やリアルタイム性が求められるシステムで広く使われている。
ラッチ
デジタル電子回路において、1bitの情報を保持できる状態を有する回路。
リモートI/O
入力と出力をリモート地点に配置されたデバイスを介して行う技術。配線の簡略化や柔軟性の向上、設置場所の制約の緩和などの利点がある。
C
CUnet
産業用の通信プロトコルの一種で、機器や制御装置間で信号やデータを送受信するために使用される。
D
DI/O
デジタル入出力の略称。デジタル入力は、デジタル信号(0または1)を受け入れる入力ポートであり、デジタル出力は、デジタル信号を生成する出力ポートである。
E
Ethernet
LANやインターネットなどで広く使用される、高速で信頼性の高い通信技術。
H
HMI
Human-Machine Interfaceの略称で、人が機械やシステムを操作するための画面や入力装置のことを指す。
I
I/O
Input/Outputの略称で、入力と出力を指す。
P
PID制御
比例(Proportional)、積分(Integral)、微分(Derivative)の3つの制御要素を組み合わせて、システムの制御を行う方法。
PLC
プログラマブルロジックコントローラの略。
リレー回路の代替装置として開発された制御装置。一般的にシーケンサとも呼ばれる。
R
RS232C通信
シリアル通信の規格の1つ。4線式、全二重、ポイントツーポイントシリアル接続を特徴とする。
RS485通信
シリアル通信の規格の1つ。RS422の上位規格。2線式、半二重、マルチポイントシリアル接続を特徴とする。
S
SI595U
TCmini(TC12、TC5、TC9、TC7シリーズ)とパソコンを接続する為のRS232Cインターフェイスモジュール。ラダープログラムの開発ツールとして使用できる。
T
TC-WORX
TCminiシリーズのラダー編集、モニタリングを行う開発ツール。