最大動作速度が約2倍に向上した新型スカラロボット「THE800・THE1000」 を販売開始~IoT性能を強化し、AIによる振動解析・保全データの採取に対応、 スカラロボットの新しいスタンダードの提案~

2022年3月3日

芝浦機械株式会社(本社 東京都千代田区/代表者 坂元繁友 取締役社長)は、このたび新型スカラロボット「THE800・THE1000」を開発し、ロボットコントローラTS5000との組み合わせで、2022年4月から販売を開始する予定です。

自動車のEV化が進む中、バッテリー製造に関連した装置の需要が拡大し、それに伴い組み立てや検査・搬送作業に適した大型で高可搬なスカラロボットの需要も拡大しております。

本スカラロボット「THE800・THE1000」は、それらのニーズに対応し、スカラロボットの新しいスタンダードを提案いたします。

スカラロボットTHE800・THE1000の主な特長

高いパフォーマンスの実現

第1+第2関節の最大動作速度は従来機比で約2倍高速(THE800は8,400mm/sec、THE10009,500mm/sec)、その他の項目は共通でサイクルタイムは0.4秒台(2kg搬送時)、可搬質量は最大20kg・許容慣性モーメントは0.6kgm2なっており、高速動作と高可搬性能の両立を実現いたしました。

THE800

新型スカラロボット THE800

THE1000

新型スカラロボット THE1000

ロボットコントローラ TS5000の主な特長

サーボ性能向上による同期制御追従精度の向上

位置制御周期を従来機比で3倍高速化し制御性能を向上させました。
これにより高速、高負荷動作における振動低減やシーリング作業による軌跡精度向上を実現しました。

高速通信機能の搭載でIoT性能を強化

TS5000

ロボットコントローラ TS5000

ギガビットEthernetの採用により通信性能を強化、高速データ通信で、ロボットの内部データをリアルタイムに外部出力することが可能となりました。
AIによる振動解析精度の向上、予兆・予知保全データの採取などのシステムニーズに対応いたします。

新型ティーチペンダント TP5000

TP5000

ティーチペンダント TP5000

7インチワイドのタッチパネルにより直感的な操作が可能です。
また、広い表示エリアでプログラムや教示点を一目で確認できます。画面2分割表示では、例えば「現在位置とプログラムモニタ」などの複数項目を同時に表示することが可能で、プログラムの編集は画面上のソフトウェア、フルキーボードで入力します。

本機は、2022年3月9日(水)~12日(土)まで東京ビッグサイトで開催されます、「2022国際ロボット展(iREX2022)」にて展示いたします。

2022国際ロボット展(iREX2022)【公式HP】
https://biz.nikkan.co.jp/eve/irex/

SDGsについて

2015年の国連サミットで採択された2030年に向けての国際目標「SDGs:持続可能な開発目標」では17の目標と169のターゲットが定められており、さまざまな主体の連携による取り組みが必要となっております。本リリースの取り組みは、SDGsにおける以下2つの目標に貢献しております。

  • 目標8:働きがいも経済成長も
  • 目標9:産業と技術革新の基盤を作ろう

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