超精密溝入旋盤 ULRシリーズ
特長
光学シート成形用ロール金型の精密な溝入れ加工等に使用する精密横形旋盤です。
高精度の機械運動および加工精度を得るために次の特長を備えています。
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高精度の機械運動、加工精度
- X、Z軸にリニアモータを採用することにより、サーボ剛性が向上し、送りむら、象限突起が低減するため、非常に滑らかな送りが得られます。
- 案内面にはラップ仕上げによる超精密V-V面に、厳選されたニードルを配置したころがり案内面を採用しています。
(ULR-628(H)/-635B(H2)/-635B(H3):X,Z軸、ULR-515C(H):Z軸)
したがって円滑で高精度の運動と、高い剛性が得られます。 - 主軸モータには同期ビルトインサーボモータの一体化と高精度エンコーダ採用により、主軸を割出し軸(C軸)として使用するとき、機械系の遊びを排除した高精度な割出し、位置決めが得られます。
高精度油静圧軸受(主軸,C軸)

ロール金型を支える主軸には油静圧軸受の採用により高精度の回転精度が得られます。
また、静圧油の温度も高精度温調機により管理され温度の安定した軸受となっています。
高精度空気静圧軸受け(B軸)

刃物台の旋回軸受には高回転精度の空気軸受と主軸同様に同期ビルトインサーボモータ、高精度エンコーダの採用により高精度位置決めが得られます。
(ULR-628B(H)/-635B(H2)/-635B(H3))
環境変化、駆動系の発熱による熱変形を受けにくい構造

ベッド、サドル、テーブル、主軸、B軸に温度管理された冷却水を構造物内に通すことにより、外部環境の変化、駆動系の発熱による熱変形を受けにくい構造となっています。