第45回機械工業デザイン賞にて小型垂直多関節ロボットTVL500/TVL700シリーズが審査委員会特別賞を受賞

2015年8月3日

TVL500


当社の「小型垂直多関節ロボットTVL500/TVL700シリーズ」が、このたび日刊工業新聞社主催「第45回機械工業デザイン賞」にて、「審査委員会特別賞」を受賞しました。

本賞は主に生産財を対象として、外観、機能、性能、色彩など様々な要素を総合的に判断して評価されるものです。

今回の受賞は、機能面、操作面、造形面の3つの尺度から高い評価を得ました。

<機能面>
アルミダイカストとアルミ押出し材により、軽量でコンパクトなロボット(本体質量28/31Kg、アーム長500/700mm、リーチ長602/801mm、最大搬送質量1/4kg(定格)、据付専用面積180×180mm)を実現。また、業界トップクラスの性能と低価格を両立させ、高いコストパフォーマンスを確保(標準サイクルタイム0.3/0.4秒台、位置繰返し精度±0.02/0.03mm、価格は従来機比25%減)しました。本製品の最大の特色は、第1アームに2本のT溝を施したアルミ押出し材を採用した点です。このT溝にはハンド、ビジョンセンサ、エア配管、ドイツ工業規格であるDIN(Deutsche Industrie Normen)レール等の固定が可能で、ツール固定用タップやI/O(Input/Output)パネルをはじめとした豊富なオプション群と合わせて高い利便性を確保しました。
<操作面>
液晶カラー画面を採用したティーチングペンダントは、防塵防滴保護の国際等級IP(International Protection)65に対応し、グラフィックオペレーションキー、プログラムエディタへの言語連想機能(言語入力候補の表示)、専用言語SCOLプログラムのアウトライン機能(階層化表示)が搭載されています。中でもグラフィックオペレーションキーは、操作画面に合わせてキーボード表示がダイナミックに切り替わり、必要な時に必要なキーを表示可能にしています。小型ティーチングペンダントに特有なキー入力の煩わしさを大幅に軽減した本機能は、操作性を向上させる意欲的な試みとして高く評価できます。
<造形面>
直線を多用し、当社が静岡県に本社を置くことから、カバーの一部に富士山を意識したデザインを取り入れた。

その他、電子機器の受託生産を行なうEMS企業で高い生産性を実現する汎用機として期待できるという点においても高い完成度であると評価されました。

当社は、今後開発される機械でも、機械が有する構造美が機能美に昇華されるデザイン性を備えた製品づくりに取り組んでまいります。

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