モジュール設計により、顧客ニーズに応じた機械構成を 実現した新型ダイカストマシンRシリーズを開発・販売

2014年11月13日

DC350R-EG、EH
DC350R-EG、EH


当社は、このほど新型ダイカストマシンRシリーズの開発、販売を開始しました。自動車関連業界ではCO2排出量削減に向けて、自動車用エンジンの高効率化、車体軽量化による燃費改善が喫緊の課題となっています。その解決策として、自動車部品の軽量金属を含む素材変更や、アルミダイカスト製品と他素材との異種材料接合など複合素材への移行、部品の一体成型による部品の強度安定と材料使用量の削減が求められています。新開発したRシリーズはこれらのニーズに対応します。


<主な特長>
◆モジュール設計による多様な製品群
3つのモジュール(射出部、型締部、フレーム部)を共通化し、4種類の射出機構、2つの型締機構(油圧、電動)との組み合わせで油圧タイプから電動型締、超高速ハイブリッド射出までお客さまのニーズに応じた多様な製品をご用意しました。
◆成形品の品質向上
複雑な一体成形に対応するには、短時間での充填・昇圧性能が求められます。Rシリーズでは、昇圧性能を向上し、さらに新増圧発信制御、新型アキュムレーターの採用で、内部品質のさらなる高度化を実現しました。
◆生産性の向上
電動型締を搭載した型締力350トンの機種は、従来機よりサイクルタイムを35%短縮し、サーボ自動機機併用によるハイサイクル生産を実現、消費電力も20%削減しました。
◆グローバルな使用に対応
新開発した制御装置TOSCAST-888を標準搭載しました。操作性の向上はもとより、故障診断機能やオペレータの習熟度に応じた入力規制機能に加え多言語にも対応し、グローバルな使用に対応します。

本機は、11月13~15日にパシフィコ横浜で開催される展示会「2014ダイカスト会議・展示会会議」に出品いたします。同展示会では、Rシリーズのフラグシップ機であるDC350R-EGによる全自動運転ハイサイクル稼動の実演、ハイエンド機DC350R-EHによる半凝固鋳造システムの全自動運転の実演を予定しています。

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