高速加工技術研究の「F-MACH(エフ-マッハ)」会を発足

1996年12月5日

当社は、このほど切削技術の革新を推進するため、高速加工技術の研究を目的とした「F-MACH」会を発足させました。

さきの第18回日本国際工作機械見本市(JIMTOF)で、多くの工作機械メーカーが、高速主軸を搭載した機械を出品し、高速加工時代に突入した感がありますが、いかに高性能の機械が開発されようと、優れた切削工具、優れた加工技術がなければ、その性能を十分発揮することはできません。
ここ数年、新潟県総合技術研究所(略称:新潟工技総研)をはじめ、多くの研究者と技術者が、高速加工に関する機械・工具・加工技術の開発・改良に取り組んできました。その結果、限られた分野ではありますが、すばらしい成果が実現され、今後の産業界の発展を担う重要な技術であると確信するに至り、同研究会を発足させる運びとなりました。

同研究会のメンバーは東京大学、新潟大学、広島大学、新潟工技総研、松岡技術研究所、理化学研究所等の研究機関、東芝タンガロイ、日進工具、石井精密工業等の工具メーカー、ツパメックス、東芝、松下電器産業、トヨタ自動車、エイト、日本プロト等の高速加工技術の研究に取り組んでいるユーザーなど合計20社5団体(約40名)が主体事務局となっています。
なお、同研究会で得られた新技術、加工データ等の研究成果は、メンバー内で共有するとともに、メンバーの了承を得て外部にも発信し、高速加工技術のさらなる向上と普及を図っていきます。

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