第56回機械工業デザイン賞IDEAにて
超精密非球面加工機 ULG-100H(H3)が日本産業機械工業会賞を受賞
2026年8月7日
芝浦機械株式会社(本社 東京都千代田区/代表取締役社長 坂元 繁友)の「超精密非球面加工機 ULG-100H(H3)」が、このたび日刊工業新聞社主催「第56回機械工業デザイン賞IDEA」にて、「日本産業機械工業会賞」を受賞しました。
「超精密非球面加工機 ULG-100H(H3)」は、スマートフォンなどに搭載される高精度な光学レンズ金型の製造において、機械の案内面に起因する微小うねりを打ち消す「真直度サーボ補正機能」を搭載しております。X軸とZ軸のうねりを相互に遅滞なく打ち消すことで、後工程である研磨時間を大幅に削減し、過剰な除去による形状崩れや規格外品の発生を防ぐことができます。
本賞は主に生産財を対象として、外観、機能、性能、色彩など様々な要素を総合的に判断して評価されるものです。今回の受賞は以下の尺度から高い評価を得ました。
【企画力・社会性】
工作機械の母性原理に挑戦し、V-V転がり案内の「剛性・安定性」と油静圧案内並みの「滑らかさ」を両立する「真直度サーボ補正機能」を核とした超精密非球面加工機で光学レンズの高精度化に応えている。
【機能・性能・品質】
直交2軸に2自由度リニアエンコーダを採用し、ハードウエアとソフトウエアの融合によりリアルタイムな相互フィードバックを行うことで微小うねりを極小化した超精密加工を実現している。
【操作性・安全性・保守性・経済性】
独自ソフト群を搭載する大型操作盤で操作性を向上。油静圧案内と比較して熱変位のリスクが少ないV-V転がり案内で保守性に優れ、微小うねりの極小化により後工程の研磨時間を減らし高い経済性に優れる。
【造形・造系処理】
高剛性、高位置決め再現性を誇る機械本体に、面取処理と水平可動扉を設けるフルカバーで安全性向上と先進的かつハードなデザインで差別化。V-V転がり案内の機械的誤差(ハード)に依存せず、理想的な空間軌跡をソフトウエアの力で補正する造系 (ソフト) との相乗を構築したシステムデザインとしての明確な拘りがある。
【総合評価】
V-V転がり案内の「剛性・安定性」をそのままに、独自の真直度サーボ補正技術による油静圧案内に匹敵する「滑らかさ」で、加工安定性と長時間稼働を実現し、超精密加工の常識を覆す圧倒的な加工性能を誇る。
当社は、今後開発される機械でも、機械が有する構造美が機能美に昇華されるデザイン性を備えた製品づくりに取り組んでまいります。
超精密非球面加工機 ULG-100H(H3)