省エネルギー化に貢献する『炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)中間基材連続成形システム』を開発
2025年5月23日
芝浦機械株式会社(本社 東京都千代田区/代表取締役社長 坂元 繁友)は、航空機、風力発電、自動車等の各種産業で省エネルギー化に貢献する炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)中間基材連続成形システム(ダブルベルトマシン)を開発し、販売を開始いたします。
<主な特長>
◆炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)の中間基材を連続生産することが可能です。CFRTPの中間基材は、炭素繊維に熱可塑性プラスチックを浸み込ませた(含浸)材料であり、CFRTPの部品を成形する際の素材として使用されます。
この素材は鉄に比べ、軽量かつ高剛性という非常にユニークな特長を持っています。
◆本システムで生産したCFRTP中間基材を、産業用ロボットと組み合わせた複合材自動成形システムに投入することで、素材から航空機や自動車の軽量化に貢献する製品を一貫生産することが出来ます。
航空機用部材や自動車、ドローン等の軽量化による燃費向上、CO2排出量削減や風車の羽根の大型化による高効率な風力発電の実現に向けて、芝浦機械は本技術の活用を通じ今後も社会貢献してまいります。
6月4日(水)から6月6日(金)まで当社沼津工場・御殿場工場で開催されます『第19回 芝浦機械グループソリューションフェア2025』にて当社のCFRTP開発へ向けた中間基材生産の取り組み事例をご紹介いたします。

炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)中間基材連続成形システム(イメージ)