第54回機械工業デザイン賞IDEAにて双腕協働ロボットRIDRSシリーズ(H)が審査委員会特別賞を受賞

2024年8月5日

当社の「双腕協働ロボットRIDRSシリーズ(H)」が、このたび日刊工業新聞社主催「第54回機械工業デザイン賞IDEA」にて、「審査委員会特別賞」を受賞しました。

「双腕協働ロボットRIDRSシリーズ(H)」は片腕7軸ずつ、腰2軸の合計16軸で構成された双腕協働ロボットです。腰軸(おじぎ動作)があるため、動作範囲を広く、人作業をそのまま置き換えられます。

本賞は主に生産財を対象として、外観、機能、性能、色彩など様々な要素を総合的に判断して評価されるものです。
今回の受賞は、「企画力・社会性」「機能・性能・品質」「操作性・安全性・保守性・経済性」「造形・造系処理」の4つの尺度から高い評価を得ました。

【企画力・社会性】
開発では、拡張性により多様なアプリケーションに対応できる標準プラットフォームとしてシステム展開を重視しており、多様な作業に対応可能な機能拡張は高評価。

【機能・性能・品質】
本製品は16軸の自由度を持ち、特に腰に揺動軸を追加した点が特徴。ヒトに近い動きを再現し、広い動作範囲と設置面積の縮小を実現している。

【操作性・安全性・保守性・経済性】
「Blockly」で初心者でも簡単にプログラムでき、上級者はPythonへ変換可能。専用アプリ「ROBO Assist」で操作性を、Dual Safety Coreで安全の冗長性を担保している。

【造形・造系処理】
挟まれが起きにくい関節形状で、肘の張り出しを改善しスリム化してワークスペースを確保している。

【総合評価】
本製品は欧州認証機関テュフズードの安全認証を取得し、工業生産でのハンドリングを主なターゲットとしている。ハードとソフトのバランスに優れ、用途拡大に大きな競争力がある。

当社は、今後も自動化・省人化に貢献する、構造美と機能美を兼ね備えたデザイン性のある製品づくりに取り組んでまいります。

ヒト型双腕協働ロボット「RIDRS-H」

双腕協働ロボット RIDRSシリーズ(H)

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