“削る”だけでなく“付ける”こともできる複合加工技術FSW(摩擦攪拌接合、Friction Stir Welding)(通常の切削機械を溶接との複合加工機へランクアップ)
2023年10月13日
芝浦機械株式会社(本社 東京都千代田区/代表取締役社長 坂元 繁友)は、このたび、自社開発の特殊アタッチメントを使用することで門形加工機などの標準切削機を、FSWが実施可能な機械とすることを提案します。溶接との新たな複合加工機として、工程短縮を実現するとともに、新たな工法の選択肢をご提供いたします。
<主な特長>
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製造業が抱える問題を解決する未来志向技術
人体への影響が懸念され、年々規制が強化されている溶接ヒューム・スパッタが、FSWでは発生せず、施工時に光も音もでません。溶接に比べ必要なエネルギーがはるかに小さいことから非常に省エネルギーかつクリーンな技術となります。更には機械施工となるため作業者の熟練度に寄らない安定した製品品質を確保できるため工程の属人化を防げます。
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他社に類を見ない事例と特殊アタッチメント
FSWは回転している工具をワークに押し付けることで発生した摩擦熱を利用して金属を接合する技術になりますが、施工するためには摩擦熱と工具を押し付けることで発生する力に対する対応が必要となります。当社では特殊なアタッチメントを開発し、“熱”と“力”への対応をすることで標準的な門形マシニングセンタ、横中ぐり盤、立旋盤において、FSWを実施可能にしています。これによって事例を多数積み重ねており、“削る”だけでは無く“付ける“こともできる機械として、より実践的な御提案が可能となります。
本技術は、10月31日(火)から11月2日(木)まで当社沼津工場、御殿場工場で開催されます『第18回芝浦機械グループソリューションフェア2023』に出展いたします。