門形マシニングセンタMPC-3120Hを新たにラインアップに追加(トータルリードタイム短縮とトータルコスト削減で貢献)

2023年10月13日

芝浦機械株式会社(本社 東京都千代田区/代表取締役社長 坂元 繁友)は、このたび門形マシニングセンタMPC-3120Hを開発し、門形加工機ラインアップに追加しました。「粗~仕上げまで」をコンセプトに金型製作におけるトータルリードタイム短縮とトータルコスト低減を提案します。

<主な特長>

  • コンセプト「粗~仕上げまで」
    一般的に粗加工用と仕上げ加工では要求される加工能力が違うため、機械を分ける必要があります。本機では粗加工用のスナウトと仕上げ用のアタッチメントが併用可能です。粗加工ではフライス加工で毎分735ccの削除量を達成。アタッチメント交換で段取り替え無しに仕上げ加工まで実施することで、加工時間と段取り時間を短縮できます。

  • グリース潤滑を採用した高速5軸アタッチメント
    当社門形マシニングセンタMPC-3120Hは、グリース潤滑を採用した高速5軸アタッチメントを開発し、オプションラインアップしています。グリース潤滑で主軸最大回転数20000min-1を実現したことでメンテナンス費用及び時間、エア消費量を削減できます。
    高速5軸アタッチメントにより、金型の傾斜面における工具短縮や、周速ゼロ点を避けたカッタパスを実現することで、ビビリの回避や加工面質の向上を実現します。

  • TSA(Total Support Application)による金型のエリア段差の抑制
    金型のエリア段差は工具接触点や切削PATH方向、加工形状など様々な要因から発生します。例えば同じワーク、同じ工程、同じ型式の工具を使用しても工具の個体差や摩耗量によって、エリア段差の発生要因になるため、正確な工具状況を知ることが必要となります。当社のTSA、撮像式工具形状測定機能を用いることで工具先端の状況が定量化でき、任意角度の摩耗量が確認できます。正確な工具摩耗を測定できることでエリア段差の発生を抑制。実力値±5μmのエリア段差を達成し、お客様の手仕上げ時間短縮に貢献します。

本技術は、10月31日(火)から11月2日(木)まで当社沼津工場、御殿場工場で開催されます『第18回芝浦機械グループソリューションフェア2023』に出展いたします。

門形マシニングセンタ 「MPC-3120H」_image

門形マシニングセンタ 「MPC-3120H」

PAGE TOP