東芝機械エンジニアリング、オンデマンド加飾システム展示

2015年5月7日

 当社グループの東芝機械エンジニアリング(本社 静岡県沼津市/社長 花井 宏志)は、産業構造の急激な変化にともなうお客さまの多様なご要望にお応えするため、“最適なものづくり”を開発する部門を2010年10月に設立し、システムエンジニアリング事業として活動を強化してまいりました。現在はプラスチック素材に印刷及びコーティング等の装飾を加える加飾システム事業に注力しています。
 このほど、昨年までのインクジェットによる加飾に加え、インクジェットで直接加飾が難しい凹面に対する解決方法として、インクジェットで加飾したフィルムを用いたフィルムインサート加飾を提案します。インクジェットで加飾フィルムを製作しますので、特に多品種少量生産に不向きな加飾フィルムをオンデマンドで供給可能となり、お客さまの加飾要求への対応範囲の拡大を狙います。


展示コンセプト
多品種少量生産に対応したオンデマンド加飾システムの提案

<フィルムを金型に貼付け⇒成形⇒取出し⇒印刷下地処理(プラズマ照射)⇒立体形状面印刷>といった一連の成形・加飾工程を、インラインで50セット/秒の生産を実現しました。また、ロールツーロールインクジェット加飾装置にて、印刷版なしでフィルムを連続して加飾します。

  • 主な特長
    1)フィルムインサートによる製品凹面への加飾成形サイクル内で写真や絵画など画像デザインを行ったフィルムによる加飾を実現しました。また、弊社製ロボットを活用して立体形状部分に文字印刷を行います。
    2)プラスチック素材に密着させる下処理・インク及び印刷方法の提案成形品にプラズマ処理を施すことでプラスチック表面とインクの親和性を改善、印刷時のインクドロップ量とUV照射条件の調整により、インク密着性が向上しました。
    3) インクジェットオンデマンドフィルム加飾により少量多品種生産に対応
    ロールツーロールインクジェット加飾装置で連続してフィルム加飾を行い、オンデマンド少量多品種生産に対応します。将来、成形装置とのインライン化を目指します。

 本加飾システムは、5月21日(木)から23日(土)まで開催される東芝機械グループソリューションフェア2015にて初出展します。

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