世界最大級の超大型プラノミラー(世界に誇る超大型工作機械製造技術をアピール)

2007年4月13日

組立調整中の超大型プラノミラーMPA-70265
組立調整中の超大型プラノミラーMPA-70265

当社は、これまで重電、自動車、航空機、鉄鋼、造船、産業機械などの世界の基幹産業に、多くの優れた大型工作機械を供給してきましたが、このほど当社グループの工作機械事業を担う東芝機械マシナリー(社長 新江 眞、住所:静岡県沼津市)は、造船関連メーカー向けに、大型船舶用低速ディーゼルエンジン部品加工用として、世界最大級の超大型プラノミラー「MPA-70265」を沼津市内の本社工場で組立てせました。本機は、コラム、クロスレール、テーブル、ベッド等により構成され、門幅7m、門の高さ7.3m、テーブルの移動量27.4m、テーブルの最大積載質量500トン、機械総質量1,000トンの威容を誇っています。

テーブル(長さ26.5m)は、最大約25m長の大型ワーク(加工物)を加工することができます。
また、本機は15個のアタッチメントを収納できる自動アタッチメント交換装置を備え、人手では時間のかかるアタッチメント交換作業を無人化するとともに、段取り替えをしないで大型加工物の各面(上面・側面・斜面)を自動加工することができます。

そして、プラノミラーで最も重要なテーブル送りには、バックラッシュのない静圧ウォームラックおよび静圧案内面を採用し、クロスレールの左右バランス用油圧シリンダーを装備することにより、安定的な高剛性、高精度加工を可能としております。また、テーブル前後のほかクロスレールの左右、主軸の上下送り用軸にも静圧案内面を採用するなど、大型ワークの加工に最適な特長を数多く備えております。

東芝機械マシナリーは、今後とも、主力製品である横中ぐり盤や門形機に注力していくとともに、超大型工作機械製造技術を最大限活用し、世界のお客様に貢献していきます。

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