高性能プログラマブルコントローラ(PLC)TC8シリーズを開発(温調機能付きで、機器組み込みに最適)

2004年9月5日

高性能プログラマブルントローラ(PLC)TC8-00
高性能プログラマブルントローラ(PLC)TC8-00

当社は、長年の間食品機器、産業機器、環境機器メーカー等向けに、機器組み込み型オーダーメードPLC「TCmini」を販売しており、今回主力機種TC3シリーズ、超高性能機種TC6シリーズ、超小型で低価格機種TC7シリーズに、新たに温調機能付きの高性能TC8シリーズを追加しました。

写真の標準機のTC8-00は、コンパクトなサイズに、DC24V電源入力、フォトカプラ入力16点、トランジスタ出力12点、リレー出力4点、4-20mA/サーミスタ/0~5V切り替え可能なアナログ入力が4点、RS232C、RS485各1点、および操作パネルインターフェイスを搭載しています。操作パネルインターフェイスは、最大で7セグメントLED14桁,LED表示16点,スイッチ入力32点の制御が可能です。拡張ポートも2チャンネルあり、標準拡張温調基板(PID制御オートチューニング付き)を接続することにより、最大4チャンネルの温調が可能になります。標準拡張I/O基板を追加すれば、最大入力48点、出力48点まで制御することができます。
 東芝機械は長年培ったPLC技術をベースに、客先回路まで取り込んだオーダーメードPLCを年間約5万台生産しており、業務用冷蔵庫、業務用オーブン、業務用乾燥機、冷凍機、マッサージ機など多種多様な分野で利用されています。

「TCmini」は、小型、低価格にもかかわらず多機能であることが特長ですが、最大の魅力はプログラムがラダー言語(PLC言語)であることです。マイコンボードと違い、パソコンが1台あれば、機器メーカー自身でプログラムの作成からモニター、デバッグまで可能で、仕様変更にも柔軟に対応できます。また、DoPa通信ネットワークを利用した遠隔監視システム「遠方見診録」を利用することにより、遠隔地にあるユーザー装置の稼動状態監視、データ分析、異常通報、遠隔操作を、携帯電話のiモードやパソコンを使って行なえます。「遠方見診録」は、NTTドコモ東海が開発・提供するASPサービスを活用していますので、自社でサーバを構築するのが難しいユーザーでも、安く、早く、簡単に遠隔監視システムを構築することができます。

東芝機械は、温調機能の必要な機器にTC8シリーズを投入し、オーダーメードによるユーザ商品の差別化、競争力の強化をさらに図っていきます。

※TCminiは、東芝機械株式会社の登録商標です。
※DoPaは株式会社NTTドコモのパケット通信サービスです。
※DoPa、iモードは、株式会社NTTドコモの登録商標です。

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