国内最大級の超大型プラノミラーを納入(船舶等大型部品加工用)

2004年6月14日

超大型プラノミラー(MPA-55210)
超大型プラノミラー(MPA-55210)

東芝機械(社長 中島礼二)グループは、これまで重電、自動車、航空機、鉄鋼、造船などの世界の基幹産業に、多くの優れた大型工作機械を供給してきましたが、このほど当社グループの工作機械事業を担う東芝機械マシナリー(社長 新江 眞、住所:静岡県沼津市)は、船舶エンジン、ガスタービン等の大型部品を加工する国内最大級の超大型プラノミラー「MPA-55210」を川崎重工業(株)機械ビジネスセンター殿に納入いたしました。
本機は、コラム、クロスレール、テーブルとベッドにより構成され、門幅5.5m、門の高さ6m、テーブルの移動量22.7m、テーブルの最大積載重量300トンの威容を誇っています。
テーブル(長さ方向10m)を2枚持ち、1枚1枚のテーブルを分離独立して使用するだけでなく、2枚連結して使用することにより、ワーク(加工物)のサイズに合わせたフレキシブルな運用が可能となっており、最大約22m長の大型ワークを加工することができます。また、各種アタッチメントを自動交換することにより、段取り替えをしないで大型加工物のあらゆる面(上面・側面・斜面)を自動加工することができます。
その他、プラノミラーで最も重要なテーブル送りには、バックラッシュのない対向静圧ウォームラック機構やクロスレールの左右バランス用油圧シリンダーを装備することにより、高剛性、高精度加工が可能となり、さらにエレベーターを搭載して、背の高いワークの自動加工運転をサポートするなど、大型ワークの加工に最適な特長を数多く備えています。
東芝機械マシナリーは、今後とも、主力製品である横中ぐり盤と門形マシニングセンターに注力していくとともに、大型工作機械においても継続して取り組んでいきます。

主な仕様

  1. 最大加工高さ: 6,130mm
  2. 門幅(工作物最大通過幅): 5,500mm
  3. テーブルサイズ: 連結時 4,500×21,700mm
    分割時 4,500×10,000mm×2枚
  4. テーブル最大積載重量: 300,000kg
  5. テーブル移動量(X軸): 22,700mm
  6. 主軸移動量(Y軸): 6,500mm
  7. ラム移動量(Z軸): 2,300mm
  8. 横けた移動量(W軸): 4,200mm

商品の問合せ先

東芝機械マシナリー株式会社 営業部
TEL:055-926-5387

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