真空方式のガラス成形装置を開発

1998年7月14日

真空方式のガラス成形装置

当社の精密機器事業部精密GP部は、成形室内を真空排気してプレス成形を行う高精度ガラス素子真空成形装置「GMP-211V」を開発し、販売を開始しました。 本装置は高精度ガラス素子成形装置GMP-211をベースに、成形室内を真空排気する機能を有しており、到達真空度は6×10-1Pa以下です。
従来、成形品にエア溜りが生じるなどの理由から、成形が困難であったガラス素子の成形を可能にしたGMPシリーズの新ラインアップ機で、新分野の開拓とアプリケーションの拡大を可能としました。 また、加熱源に赤外線ランプを用いて金型温度の高い均熱性を実現し、ACサーボモータと専用の制御装置の組み合せにより、移動金型の位置制御とトルクフィードバック方式によるプレス力の制御を正確に安定して行え、さらに両制御をリンクさせて成形プロファイルを自在に設定できるなど、GMPシリーズの特長をそのまま受け継ぎ、高精度のプレス成形を実現しています。 標準仕様機の価格は3千5百万円です。

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