同方向回転二軸混練押出機の新シリーズ“TEM-SS”を開発

1997年9月30日

TEM-SS

当社は、同方向回転二軸混練押出機“TEM”を1975年に開発して以来、これまでに1000台以上を販売し、業界トップメーカーとしての地位を築いてまいりました。このほど、長年にわたって蓄積してきた経験と最新の技術を駆使して、大幅なパワーアップを実現した新機種“TEM-SS”シリーズを開発いたしました。

本シリーズは、新デザインによる強力歯車箱と特殊製法を取り入れた強力スクリュ軸およびスクリュエレメントなどで構成しています。
当社は、本機の開発に数年余を費やし、世界に類を見ない高トルク化と高スピード化に挑戦してまいりました。その結果、本機では緻密な基礎データおよびテストデータを基に、従来機に比べて、トルクで最大40%、スクリュスピードで2倍以上を達成しました。

高トルク化と、そのトルクアップに見合う押出性能の向上、および高スピード化との組合せにより、従来機に対して押出能力を倍増させることも可能となっています。
新シリーズは、従来機のスクリュ外径37mm・48mm・58mm・75mm・104mm・136mm・175mm・240mmの8機種のうち、第1段階として48mm・58mm・75mmの3機種を、10月より販売します。同時に、お客様からの新機種を用いたテストのご要望にも対応いたします。
また、当社の技術供与先である米国ウェルディング・エンジニアズ社においても、新シリーズの販売を計画中です。

なお、新シリーズ(3機種)は、この1年間で約50台の販売を予定しています。

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