大口径170mm用ガラス成形機を開発-大口径ガラス素子の高精度プレス成形を実現-

1997年2月7日

大口径170mm用ガラス成形機

当社の新規事業推進部は、大口径170mm用のガラス素子をプレス成形するための高精度ガラス成形機「GMP-417」を開発し、販売を開始しました。

本機は、多様化するユーザーニーズに応えて、GMPシリーズに新しくラインアップされた機種で、従来の「GMP-211」に比べ、さらに大口径ガラス素子の高精度プレス成形を行なえるため、新分野への応用が可能となっています。

主な特長は、最大外径170mmの金型を取り付け、最大プレスカを4,000kgfとしたことで、幅100mmを超えるfθレンズ(異形レンズ)、大画面のプロジェクションTVに組み込まれる外径100mm以上のパワーレンズや、光通信用デバイスなど、より大口径のガラス素子の成形実現しています。

また、加熱源に赤外線ランプを用いて金型温度の均一化を図り、ACサーボモータと専用の制御装置との組み合わせにより、金型の位置決め制御とトルクフィードバック方式によるプレスカの制御が正確に行なえるなど、高精度のプレス成形が可能になりました。

コンパクト設計、新制御装置の開発、操作性の向上など、各種機能の充実を図り、クリーンで音も静かな機械になっています。

標準仕様機の価格は3千3百万円です。

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