新型スカラロボットTHE600/TS5000を販売開始（基本性能を飛躍的に向上させたスカラロボットの新スタンダードを提案）

2019年12月17日

当社は、このたび新型スカラロボットTHE600および新型ロボットコントローラTS5000を開発し、2019年12月から販売を開始いたしました。
大手電機・電子製造ラインや自動車部品製造ラインでは、ハイタクトの自動化ニーズが高まっております。THE600はこれらの自動化ニーズの変化に対応するため、部品組み立てや検査・搬送作業に適するように従来機種より基本性能を大幅に向上、スカラロボットの新スタンダードを提案いたします。

＜スカラロボットTHE600の主な特長＞

• 高いパフォーマンスの実現
  第1＋第2関節の最大動作速度を従来機比27％高速の8,017mm/sec・サイクルタイム0.3秒台（2kg搬送時）、最大可搬質量12kg・許容慣性モーメント0.25(kgm2)など、高速動作と可搬性能の両立を実現いたしました。

＜ロボットコントローラTS5000の主な特長＞

• サーボ性能向上による同期制御追従精度の向上
  制御処理周期の向上（位置制御周期を従来機3倍高速化）により、同期制御追従精度を向上いたしました。これによってロボットの高速動作時により細かな制御が可能となり、軌跡精度や振動抑制制御が向上いたしました。

• 高速通信機能の搭載でIoT性能を強化
  ギガビットEthernet採用により通信性能を強化。高速データ通信で、ロボットの内部データのリアルタイムな外部出力が可能となりました。AI解析による振動解析の精度向上、予兆・予知保全データの採取などのお客さまのシステムニーズに対応いたします。
• 新型ティーチペンダント TP5000の導入
  7インチワイドタッチパネルにより直感的な操作が可能です。
  

THE600/TS5000は基本性能およびサーボ制御の性能向上によりアームの追従性を大幅に改善。教示点への正確な移動軌跡を実現いたしました。

本機は、2019年12月18日(水)から21日(土)まで東京ビッグサイトで開催されます「2019国際ロボット展」に出展いたします。

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