インライン加飾システムによる立体物への直接加飾を実現(ドットジェッティングヘッドと6軸ロボットによる曲面への直接加飾)
2019年5月23日
当社のグループ会社である東芝機械エンジニアリングは、産業構造の急激な変化に伴うお客さまの多様な要望にお応えするため、“最適なものづくり”を開発する部門を設立し、システムエンジニアリング事業として活動を強化しております。
現在はプラスチック素材への直接塗布、金属成膜およびコーティング等の装飾を加える加飾システム事業とその自動化に注力しております。
今回は、ドットジェッティングヘッドを新しく採用、東芝機械製6軸ロボットとの組み合わせで自動車用オーナメントの曲面(凹面)への加飾を実現するインライン加飾システムを提案いたします。
ドットジェッティングヘッドを採用したインライン加飾システムは
- 加飾面の形状自由度が向上し、立体面への加飾が可能
- 対応インクの選択肢拡大(高粘度インク、溶剤等)
- 少量多品種生産への対応が容易
などの特長があります。
自動車用オーナメントには、運転支援システムの進化に対応した機能性向上と、デザインの多様化に合わせた少量多品種生産への対応が求められております。展示会場では機能と生産性を向上し、付加価値を高める工法を実演いたしますので、ぜひご覧ください。
<インライン加飾システムの展示内容>
- 展示コンセプト
立体物への直接加飾を可能にするインライン加飾システム
- 採用が期待される分野、業界など
1.ドットジェッティングヘッドと6軸ロボットの組み合わせでの塗布による、デザイン多様化、オンデマンド対応
<用途>自動車用オーナメント、自動車内装品
1)データスクリーン印刷では難しい凹面の加飾が可能です。
2)印刷データによる塗布のため、デザインの多様化、工程の簡略化、短納期、少量多品種生産のニーズに
お応えいたします。
3)直接加飾のため、印刷用のデザインフィルムは不要となり、オンデマンドの対応が容易です。
また、必要時に都度生産が可能なため、製品在庫も不要です。
2.インクジェット方式プライマー、トップコーティングで必要箇所にのみ塗布
<用途>アミューズメント、化粧品容器、自動車内装部品
1)従来の塗装では困難だったため塗布部分を限定しておりましたが、インクジェット方式のプライマーと
トップコーティングで対応が可能となります。
2)必要な部分のみに塗布するので作業環境はクリーンです。
- 展示内容

- サンプルイメージ

本加飾システムは、5月23日(木)から25日(土)まで開催されます『第17回東芝機械グループソリューションフェア2019』の東芝機械沼津工場(本社)にてご覧いただけます。
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