複雑形状の造形を可能にする金属積層装置とデジタルものづくり技術(エネルギー・環境分野へ向けた金属3D積層造形技術の展開)

2019年5月22日

 当社は、このたび社内実験等で知見を重ねてきた、金属3D積層造形技術のサンプル展示、試作機デモ、技術セミナーを行ないます。
 積層造形は従来の鋳鍛造技術に変わる新しいものづくり手法の一つとして注目され、海外の航空機産業ではすでに実用化フェーズへ移行しております。当社におきましても、国家プロジェクトへの参画を経て、総合機械メーカーとして実用化に向けた開発およびご提案を進めております。

<主な特長>

  • 大型複雑形状造形技術の提案
    最大φ2,000×H1,000mmの金属3D積層造形が可能な試作機“ZK-T2010”による世界最大級の造形実績から得られた知見を活かし、素材調達における納期短縮や切削加工量削減による加工工数低減などを提案いたします。展示会場では、航空機エンジンケースなど大物部材への部分造形をイメージしたデモ運転を実施いたします。
  • デジタルものづくりによる顧客価値創出
    設計→積層造形→熱処理→仕上げ加工→検査と一連のものづくり工程におけるデジタルツールの活用事例を紹介し、金属3D積層造形技術の実用化に向けたご提案をいたします。デジタルものづくりでは、製作記録の一元管理によるトレーサビリティ、製造品質の安定化、自動化の対応などが期待されており、お客さまのものづくり価値創造に貢献いたします。

 本展示は、5月23日(木)から25日(土)まで当社沼津工場(本社)・御殿場工場で開催されます『第17回東芝機械グループソリューションフェア2019』にてご覧いただけます。

積層造形

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