2種類の双腕協働ロボット(スカラ型/ヒト型)を参考出展(省人化を目ざして開発した新しいロボットの提案)

2019年5月21日

 当社は、このたびヒト型とスカラ型の2種類の双腕協働ロボットを試作開発いたしました。
 製造業では世界的な人手不足を受け、今まで自動化が道半ばだった少量・多品種の生産工程においても自動化の要求が高まっており、人が作業していたスペースにそのまま適合できるロボットの需要が高まっています。これらのニーズに対応するため、当社ではスカラ型とヒト型の2種類の双腕協働ロボットを試作開発しました。双腕の長所である治具レスの部品組立てや、検査・搬送作業にも、フレキシブルに対応いたします。

<ヒト型双腕ロボットの主な特長>

  • 人の上半身に近い作業自由度を実現
    片腕7軸×2・腰軸2軸の全16軸を持つヒト型双腕ロボットは、アームと腰軸の屈曲旋回の同期制御を実現。可搬重量は片手6kg、両腕で合計10kgを実現。人に近い作業領域と可搬性能を実現いたしました。

<スカラ型双腕ロボットの主な特長>

  • 平坦な人作業の置換えに最適な構造
    スカラ型の双腕に旋回腰軸をプラス、ワークを持った腕の姿勢を維持したまま、腰軸で姿勢を変えるため、同型複数トレイへのアクセスなど教示の基準を変えずにパレタイジングが可能です。可搬重量は片手6kg、両腕で合計10kgを実現。配線・配管をアームに内蔵し、シンプルな構造と可搬性能を実現いたしました。

 従来、ロボット導入は複雑な教示操作やプログラム作成が障壁でしたが、OSS(オープンソースソフトウエア)との親和性を高めた事で、今までロボット操作の経験がない方にも、わかりやすいユーザインターフェースを提供いたします。

 本機は、5月23日(木)から25日(土)まで当社沼津工場(本社)・御殿場工場で開催されます『第17回東芝機械グループソリューションフェア2019』にて、ご覧いただけます。

<ヒト型双腕協働ロボットのソリューション・デモ>

  • 「人作業=自動化しにくい現場」の課題解決と、ユーザの使いやすさを追求
ヒト型双腕協働ロボットのソリューション・デモ

<ヒト型双腕協働ロボットのソリューション・デモ>

  • 仕分け・箱詰め作業 「小規模・自動化しにくい現場」 の課題を解決
ヒト型双腕協働ロボットのソリューション・デモ

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