新型スカラロボットTHE600/TS5000を参考出展（基本性能を飛躍的に向上させたスカラロボットの新しいスタンダードの提案）

2019年5月20日

　当社は、このたび新型スカラロボットTHE600と新型ロボットコントローラTS5000を開発いたしました。
　新興国の大手電機・電子製造ラインや、自動車部品製造ラインでは、ハイタクト自動化の要求が高まっています。THE600は、これらの自動化ニーズの変化に対応するため、部品組み立てや検査・搬送作業に適するように、従来機より基本性能を飛躍的に向上させました。スカラロボットの新しいスタンダードを提案いたします。

＜THE600の主な特長＞

• 高いパフォーマンスの実現
  第1+第2関節の最大動作速度を従来機比27％高速の8,017mm/sec・サイクルタイム0.3秒 （2kg搬送時）、最大可搬質量を10kg から12kg・許容慣性モーメント0.25(kgm²)など、高速動作と可搬性能の両立を実現いたしました。
  
• 使用環境に応じた各種オプションの充実
  簡易防塵用キャップ・ジャバラ、ハンド取付用ツールフランジ、カメラ取付用ブラケットなどの使用環境に応じたオプションをご用意。クリーン仕様、IP仕様のアームも順次販売予定です。

＜TS5000の主な特長＞

• サーボ性能の向上による同期制御追従精度の改善と高速通信機能でIoT性能を強化
  制御周期を従来機比3倍に高速化した事で同期制御追従精度が向上、またCPUとEthernet 性能を強化、内部データを高速に外部出力する機能を開発いたしました。

　THE600/TS5000は、基本性能およびサーボ制御の性能向上により、アームの追従性を大幅に改善。教示点への正確な移動軌跡を実現いたしました。

　本機は、5月23日（木）から25日（土）まで当社沼津工場（本社）・御殿場工場で開催されます『第17回東芝機械グループソリューションフェア2019』にて、ご覧いただけます。

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＜THE600＋TS5000　高い追従性を備えたコンベア同期ピッキングと、高速通信機能を用いたIoT機能の実演＞

• コンベア同期ピッキング動作で移動、従来機には無い高い軌跡追従を実演
  コンベア同期デモ
  THE600はハイタクトを追求したモデル
  当社従来機比、標準サイクルタイムを1.3倍高速化
  本体ハーネスの構造改良で、高速移動動作時の低振動化も実現している
  さらにTS5000コントローラは制御周期を従来モデル比3倍高速化した事で同期制御追従精度が向上
  

• TS5000：高速データ通信で、従来機未実現のロボット情報の高速取得を実演