CFRP成形取り組み事例ご紹介(自動車部品軽量化に向けたハイブリッド成形システムのご提案)
2017年5月12日
当社は、これまで自動車業界で求められる車体軽量化の流れに対する解決策として、CFRPに注力してきました。今回は射出成形機を用いたハイブリット成形システムによる品質向上に向けた取り組みをご提案します。
<主な特長>
- 積層成形による費用削減
厚さ0.5mmの連続繊維CFシートと、3mmの不織布GFシートを組み合わせた積層成形を提案、高価なCF素材を適所に用いることで使用量を抑え、材料費低減を可能とします。
- 過熱水蒸気ヒータ活用による品質向上
成形時に過熱水蒸気ヒータによる積層シートの加熱を行なうことで、成形時間の短縮を図るとともに、ムラなく均一に加熱ができるため、成形品の品質が保持できます。
- 直接成形への取り組み
直接成形は、アルミダイカスト部品と比べて、同等の強度とさらなる軽量化を実現した成形が可能です。
また、熱可塑性樹脂を溶融後に繊維と混ぜ合わせるため、コンパウンド工程を省略でき、CFRPペレットによる成形と比較して材料コストを約50%低減できます。
本技術提案は、5月18日(木)から20日(土)まで弊社沼津工場(本社)・御殿場工場で開催されます『第15回東芝機械グループソリューションフェア2017』にてご覧いただけます。
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