東芝機械エンジニアリング、インライン加飾システムの成果を提案(PP、金属など難密着素材へのインク密着性を向上)
2017年5月12日
当社のグループ会社である東芝機械エンジニアリングは、産業構造の急激な変化にともなうお客さまの多様なご要望にお応えするため、“最適なものづくり”を開発する部門を設立し、システムエンジニアリング事業として活動を強化しています。
現在はプラスチック素材への印刷、金属成膜およびコーティング等の装飾を加える加飾システム事業に注力しています。
今回はこれまで培ってきた加飾システムの成果として、PP・金属など難密着素材へのインク密着性向上、高速・高精細なインライン加飾などの多様な加飾工法を提案します。
特に新しい試みとして、スパッタにより金属成膜を施し、インク密着向上プライマーを挟み、その上からインクジェットカラー加飾した金属感を演出した工法を実演しますので、ぜひご注目ください。
これらの技術は自動車部品や化粧容器などの分野で採用が期待されます。
また、専用インクを使用した当社オリジナル・インクジェットコーティング装置は、従来の方法では実現できなかった、必要箇所のみ塗装するコーティングを実現しました。こちらはトップコーティングの未来を期待させる装置となっていますので、ぜひご覧ください。
<インライン加飾システムの展示内容>
- 展示コンセプト
難密着素材へのインク密着性向上
- 採用が期待される分野、業界など
1.PP素材への直接加飾
<用途>容器・容器蓋、パレット、自動車内装品
従来方法:シール貼付、フィルム貼付、版を利用したスクリーン印刷、塗装
2.PP以外の難密着素材への直接印刷
<用途> 金属面(エンブレムへのロゴ印刷,金属銘板への印刷)
従来方法:レーザー、塗装、シール、フィルム等で実施
3.金属成膜のインライン化
<用途>エンブレム、ランプリフレクタ、ドアハンドル、自動車内装
従来方法:メッキ、蒸着、バッチ処理(成形とは別工程)
4.トップコーティング
<用途>アミューズメント、化粧品容器、自動車内装部品
従来方法:塗装
本加飾システムは、5月18日(木)から20日(土)まで弊社沼津工場(本社)・御殿場工場で開催されます『第15回東芝機械グループソリューションフェア2017』にてご覧いただけます。
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