ウェーハレベルレンズ成形技術を開発 (UVキャスティング方式による全自動成形)

2012年5月15日

ST01S-WL
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 当社は、このほど、UVキャスティング方式に対応したウェーハレベルレンズ成形技術を開発しました。UV硬化樹脂のみの単一材料でウェーハレベルレンズを高精度に成形します。また、本技術を用いてウェーハレベルレンズを全自動成形するための開発機を製作しました。
 (1)UV硬化性樹脂の成形装置への供給
 (2)当社製6軸ロボットによるウェーハレベルレンズ(成形品)の搬送
 (3)成形品の表裏レンズ中心位置誤差を測定し成形装置へフィードバックする
  アライメント測定装置
 (4)成形品のカセット収納までを自動化し、
  ウェーハレベルレンズの全自動成形に対応します。

 小型カメラモジュールは、急成長を続けるスマートフォンを始め、車載カメラやカプセル内視鏡等の普及で需要が急増しています。ウェーハレベルレンズは、数百~数千のレンズ形状を等間隔にウェーハ状に成形したものであり、ウェーハレベルイメージセンサとウェーハレベルでの組立が可能となるため、カメラモジュールの高生産性化を可能にします。カメラモジュールの小型化、およびプリント基板への自動実装を可能とするための耐ハンダリフロー性を実現するための技術として、UV硬化樹脂のみの単一材料による高精度ウェーハレベルレンズ成形技術の開発が期待されています。

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