クラウスマッファイ社とのパートナーシップ契約の成果について

2008年9月19日

当社は、KraussMaffei(本社:ドイツ・ミュンヘン、CEO:Dr. Dietmer Straub(ディトマア・ストラウブ氏)、以下クラウスマッファイ社)と、プラスチック加工機械の開発に関するパートナーシップ契約を2008年2月に締結し共同プロジェクトを進めてまいりました。このたび共同プロジェクトの成果として、当社はクラウスマッファイ社の新型全電動射出成形機AXシリーズの基本構成部(ベースマシン)の開発を完了し、同社に供給を開始いたしました。

欧州の射出成形機市場は依然として油圧式が大半を占めている中、原油や原材料の高騰を引金に、エネルギー効率に優れかつ設備として導入しやすい全電動射出成形機が求められています。パートナーシップ契約締結後、当社の電動成形機の豊富なノウハウとクラウスマッファイ社の主要市場である欧州での電動成形機ニーズに着目し、様々な視点で検討を進めてまいりました。今回、それにもとづいて当社が開発したベースマシンをクラウスマッファイ社に供給し、これに同社が可塑化部とコントローラーなどを搭載し、欧州市場に必要な仕様やアプリケーションを付加することで、短期間での商品開発を実現いたしました。

クラウスマッファイ社は、今年10月にドイツで開催される射出成形機の展示会FAKUMA2008に、この新型電動射出成形機AXシリーズを出展、型締力80、100、180トンの3機種を販売開始いたします。以後、順次350トンまでをラインナップする予定です。

クラウスマッファイ社はプラスチック加工機メーカとして世界1位の販売力を誇り、今期の連結売上高は過去最高の10億ユーロを達成する見通しです。当社は引き続きクラウスマッファイ社と協力関係を築いてまいります。

PAGE TOP