東芝機械エンジニアリング、3D曲面対応 インライン加飾システム展示

2014年5月14日

 当社の関係会社である東芝機械エンジニアリング(本社 静岡県沼津市/社長 花井 宏志)は、産業構造の急激な変化にともなうお客様の多様なご要望にお応えするため、“最適なものづくり”を開発する部門を設立し、システムエンジニアリング事業として活動を強化してまいりました。現在はプラスチック素材に印刷及びコーティング等の装飾を加える加飾システム事業に注力しています。
 このほど昨年の展示内容をさらに進化させ、薬品・化粧品容器及び自動車内装等の少量多品種のオンデマンド加飾要求に対して、従来対応が困難であった曲面のインクジェット高速印刷方法を確立しました。

<展示内容>
<展示内容>

 <成形⇒取出し⇒印刷下地処理(プラズマ照射)⇒曲面印刷・円筒印刷⇒トップコート処理>といった一連の成形・加飾工程を、インラインで2個あたり45秒のスピード生産を実現しました。

<主な特長>
・曲面及び円筒面の高速加飾を実現
成形サイクル内で自動車内装に使用される木目・石目などのデザインの高速印字を実現しました。また、弊社製ロボットを活用して円筒部分に文字印刷も可能としました。
・プラスチック素材に密着させる下処理・インク及び印刷方法の開発
成形品にプラズマ処理を施すことでプラスチック表面とインクの親和性を改善、印刷時のインクドロップ量とUV照射条件の調整により、インク密着性が向上しました。また、耐水性と耐摩耗性に優れた印刷インクを開発、ご提案します。
・インクジェットによる曲面の高品位トップコーティング
印刷工程後、業界初のインクジェット方式によるトップコーティングを行なうことで、印刷面の保護・表面硬度の向上・平滑性の向上を図りました。また、光沢がでることで高級感のある製品が作成可能です。

 本加飾システムは5月22日から行われる弊社内覧会ソリューションフェア2014にて初出展します。

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