御殿場第2工場完成

2008年10月22日

御殿場第2工場
御殿場第2工場

当社は、大型機を中心に好調な受注が続く工作機械事業の拡大と成長を図るため、御殿場工場(静岡県御殿場市)敷地内に第2工場を完成させ、去る10月15日に竣工式を挙行いたしました。

御殿場第2工場は、建築面積(延べ床面積)が約10,000㎡であり、天井走行クレーン9基(最大60トン、揚程13m)、ウォールクレーン18基(揚程5m)の他、塗装ブース(2基)、恒温室、自走台車(30トン+15トン)などを備え、環境・省エネルギーにも配慮した(注1)最新鋭の工場となっております。
また、工場の基礎柱部分はラップルコンクリート柱により直接溶岩層(岩盤)に支持し、床面は直径1,200mmのテノコラム柱と浅層工法による全面土壌改良を併用した地盤上に最大1mの厚さの土間基礎を構築しており、堅固な溶岩地盤を最大限利用して、当社が得意とする超大型機械の製造にも十分耐えられる床荷重強度を確保しております。

御殿場第2工場は当社グループの工作機械事業を担う連結子会社、東芝機械マシナリー(株)が沼津工場から移転して操業いたします。発電・石油ガス業界などのエネルギー関連業界、造船業界、鉄鋼業界や産業機械業界などを中心に納入される、ロール研削盤を含む大型特殊機・横中ぐり盤・門形機・立旋盤などの生産効率を高め、当社グループの売上増に今後大きく寄与していく生産工場となります。

また1987年の御殿場工場開設時に建設した御殿場第1工場も改修工事を進めており、現在この第1工場で生産を展開している小型射出成形機部門は来年初めには沼津本社工場に全面移転する計画です。その後は第1工場も東芝機械マシナリー(株)が使用することとなります。

この御殿場第2工場完成および工作機械事業の生産拠点集約により、東芝機械マシナリー(株)の生産能力は現在の約1.5倍、特に2~3年先までの受注残を抱えている大型工作機械の生産能力は約2倍となり、当社グループの成長戦略の大きな原動力となります。

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