中国現地法人(製造会社)設立について
2002年5月23日
当社は、現在、当社の行動計画である東芝機械アクションプログラム21AdvancedⅠ(TM-AP21 Ad.Ⅰ)において、勝ち残りの事業戦略を推進しております。その中の重要施策の一つである「中国戦略」として、中国上海地区に、下記のとおり製造を行なう拠点を新たに設置し、中国を中心とする東アジア市場への事業拡大を図っていきます。
当社は、かねてより中国で販売、サービス活動を行なってきましたが、中国が「世界の工場」となりつつある中で、中国へ進出した世界企業ならびにローカル(地元)企業から、現地生産での迅速な商品供給や総合的な技術支援を求める声が強くなってきました。
これらのご要望におこたえするため、当社は、まず第一段階として、射出成形機、ダイカストマシン、油圧機器の製造を行ない、現地での生産品目、生産割合を徐々に拡大いたします。完成製品は、中国ならびに東アジア、東南アジアへ販売を行なっていきます。
また、新会社では、これらの商品をより深く理解し購入していただくため、成形可能な付帯機器を装備した射出成形機やダイカストマシンをショールーム・テクニカルセンターに設置し、お客さまの成形テストや技術研修に応じるほか、成形品の技術検討依頼、設備計画の相談などにも協力していきます。将来、東芝機械バリューチェーンを活用できる多機能テクニカルセンターに発展させる意向です。
当社の射出成形機ならびにダイカストマシンの中国における納入実績は、既に5,000台を超えております。これらの当社機械を中心とした、レトロフィットやオーバーホール等のストック(生産設備)ビジネスも、今後積極的に展開していきます。
記
- 会社名
東芝機械(上海)有限公司 - 工場所在
中国上海市しん庄工業区内 - 事業目的(第一段階)
射出成形機、ダイカストマシン、油圧機器等の製造・販売・ サービス等 - 株主
当社100%(独資) - 設立時期
平成14年6月中旬(予定) - 生産工場(第一段階)
土地(約2万m2)および建物(約5千m2、平成15年夏頃 完成予定。その間は同工業区内の貸工場で運営) - 投資額(第一段階)
約5億円 - 従業員数(第一段階)
約30名
以 上