工作機械事業の一部をティ・エム・マシナリー社へ移管(ストック型ビジネスを強化)

2002年3月14日

当社は、この4月から、工作機械事業の技術、製造部門をティ・エム・マシナリー社(商標:TMマシナリー)へ移管いたします。

当社は、東芝機械アクションプログラム21(TM-AP21)の中で、従来の新品製造と並行して「ストック型ビジネスへの変革」を掲げ、東芝機械グループのバリューチェーンを通じて、機械の納入から廃棄に至る生産設備(ストック)の一生にわたり顧客をサポートしております。この移管は、その一環でもあり、新品の拡販とともに、工作機械のレトロフィット・サービスを中心としたストック型ビジネスを拡大して、事業構造を変革することを目的としています。

これにより、当社(工作機械部門)の連結子会社であった「東芝機械設備工業(レトロフィット・設備保全事業)」「東芝機械マシンツールエンジニアリング(サービス事業)」「九州東芝機械(立旋盤製造事業)」の3社が、平成13年1月1日に合併して発足したティ・エム・マシナリー社の、一貫した工作機械事業への体制造りが整ったといえます。

移管の主な趣旨は、次のとおりです。

  1. 工作機械、加工ノウハウ、システムビルドアップ、アフター・ビフォアサービス、レトロフィット・設備保全のバリューチェーンを通じて、顧客に納入した機械が常に最適な状態になるようトータルケアを行ない、最大のCSを提供する。
  2. 新品とレトロフィット・サービスを統合した、有機的な提案型営業体制を構築し、顧客に貢献する。
  3. 新品の負荷変動を、ストック型ビジネスで補填する。新品の負荷が少ない時は、ストック型ビジネス事業を拡大し、組立、サービス、レトロフィット間の人員シフトを行なって生産能力を有効に活用し、効率化を図る。

今回の移管の実施により、東芝機械グループ全体で効率よく経営資源を再配分し、グループ経営の一体化をさらに加速させていきます。

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