精密加工開発センターを開設 超精密加工ニーズに迅速に対応

2000年7月25日

超精密加工ニーズに迅速に対応

当社は、“超精密技術”を国内外にアピールし、超精密に関するマーケット情報の収集と一元化(恒常的な新商品の創出)を図るため、“精密加工開発センター”を沼津本社の工場内に開設しました。
本センターは、室温が23℃±0.2℃に制御され、また精密測定室は、さらに湿度50%±10%に制御されており、ナノメーターの世界を実現しています。

センター内には、超精密非球面加工機(ULG)、高精度スライサ(USM)、超精密横形平面研削盤(UHG)、超精密立形平面研削盤(UVG)、ポリゴンミラー加工機(UFG)、液晶導光板溝加工機(UMP、UVM)、ポリッシングマシン等の超精密加工機が多数設置されており、センター長を中心としたメンバーは、超精密加工、要素開発、加工ソフト開発のため、精密機器事業部内外から広く登用しました。
お客様からの超精密加工、難削材加工、加工能率向上等のご要望に対し、アドバイスやテスト加工を行ない、センター内に内蔵された精密測定室で測定いたします。

このセンター開設により、

  1. 最適加工機のお客様への提案
  2. テスト加工の受託
  3. 新規ニーズの発掘
  4. 超精密要素技術の開発
  5. 加工技術の蓄積とデータベース化によるお客様へのサービス提供
  6. 大学、公・私的研究機関と企業の連携(設備機械をオープンラボとして提供し、次世代技術の開発・推進)
  7. センターをショールームとして活用

等々が可能となり、近年急速に増えている光通信部品、液晶用超精密金型、光学素子等の新しい加工プロセスの開発に貢献できるようになりました。 これらは、当社が21世紀を睨んで策定した、東芝機械アクションプログラム21 II(TM-AP21 II)における、“金型・成形を軸としたBU(ビジネスユニット)の横断的事業展開”に沿った戦略の一つであり、今後も、ワールドワイドなソリューションビジネスを展開し、お客様に最良の満足を提供していきます。

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